体の『酸化(サビつき)』を取り除く食事を実践して、いつまでも若々しく 細胞を老化させるのは、体の中にできる「サビ」です。 鉄は時間が経つとサビるように、私たちの体にも「サビ(酸化)」が生じます。つまり、老化は「体の細胞がサビること(酸化すること)」ともいえるのです。 毎日の食事によって、その「体のサビの進行度」は大いに変わってきます。 たとえば、食品添加物が多く含まれているファストフードや長時間保存できるお弁当などを頻繁に食べていては、細胞がどんどんサビついていき、老化は進んでしまう一方です。 その原因は、『活性酸素』です。 「活性酸素」とは酸素自体が非常に強い「酸化力」を持ったものです。 活性酸素は細胞の機能を低下させたり、細胞の中のDNAを傷つけて遺伝情報を誤らせたりします。これが積み重なると、さまざまな臓器が正常に働かなくなったり、動脈硬化やさらには細胞をガン化させたりするのです。 現代の私たちの一般的な食生活では、「加工食品」の占める割合が高くなっています。一部の加工食品には、人工着色料、人工甘味料、品質保持剤、乳化剤、保存料、発色剤、酸化防止剤など多くの添加物が使われています。 これらが体内で蓄積すると、体をサビつかせたりする危険性が高くなります。 また、汚染された魚を食べたり、化学肥料を使った野菜を食べることも同様に体をサビつかせます。 このような食生活を続けていては、体の細胞から酸化が進み、つまり老化が進んでしまうのです。 植物の生命力『ファイトケミカル』を積極的に食べよう! この活性酸素に対抗するには、まず、活性酸素を増やす加工食品類をできるだけ避けることです。 それに加えて、活性酸素をやっつける力がある食材を摂ることです。その食材が、野菜や果物に含まれている『ファイトケミカル(植物化学物質)』です。 ファイトケミカルとは、野菜や果物で一般的にいわれている栄養素以外の成分で、薬のような働きが期待できる成分のことです。一つひとつの野菜や果物に含まれるこれらの成分は微量ですが、私たちの健康維持に大事な役割を果たしています。 たとえば、赤ワインなどに含まれるポリフェノール類、緑茶のカテキン、キノコのβグルカン、緑黄色野菜のβ-カロテンなどがあります。 これらは体のサビつきを止めるだけでなく、ガン細胞が増えるのを抑える作用も認められています。 もともと私たちの体には、汗や尿、便からの排せつという形で活性酸素をはじめ、有毒物質を解毒する力(デトックス)があります。これらの排せつ機能を活発にするものを食べ、有毒物質を体外に出すことが必要です。 そのためには、なるべく無農薬の新鮮な野菜を選び、食品表示をチェックする習慣をつけて、できるだけ添加物の含まれない食品を選択することが大切です。 そして、毎日の食事の中で、バラエティに富んだ野菜や果物を摂取し、ファイトケミカルの力を得て細胞の酸化(老化)を防ぐことがポイントです。 毎日、口にする食べ物を賢く選び、楽しくお料理して、おいしく食べたいものですね!
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著者Natsuki アーカイブ
1月 2024
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